BEFORE

 樹脂やエンプラには様々な種類があり、その材質によって特性が異なります。使用する機器によって耐薬品性・耐熱性・耐磨耗性などが必要な場合、すべてを十分に満足する材質を選んでしまうと、コストが非常に高くなります。

AFTER

 樹脂材質を選択する際には、必要な特性を絞り込んで選択を行うことがコストメリットになります。樹脂材質選択の例として左に掲載しますが、この他に導電性を重視する場合はMC501CD-R2(-R6)、摺動性を重視する場合は超高分子ポリエチレンの使用をお奨めします。

POINT

 樹脂には耐熱・耐薬品など様々な特性が求められ、それに応えるために素材メーカーが各種の材料を開発しています。しかし、こうした特性を全て満足するような過剰スペックの樹脂を選択するとコストが高くなります。一方で必要な特性に満たない材料を選定すると機能を満足しないので、機能・コストのバランスが取れた材質を選択することが重要です。