BEFORE

高精度な樹脂の切削加工を達成するには伸び率が低く、切削加工が比較的容易なPPSが適しています。±0.01mmの寸法精度まで対応することが可能ですが、PPSは精度が出る分、他の樹脂よりも材料価格が上昇してしまいます。

AFTER

寸法精度が±0.02~0.03mmとなるMCナイロンやPOMでは満足できないが、PPSが達成できる±0.01mmまでの高精度が必要ない場合は、PPSではなくユニレートを選択します。  ユニレートはPPSに比較すると若干加工精度は落ちますが、材料費は安価となるのでコストダウンに繋がります。

POINT

高精度な樹脂の切削加工を実現し、かつコストも抑えたい場合、材料の選択は重要なポイントです。高精度な加工が可能な材料としてPPSが挙げられますが、このPPSは比較的価格は高めになるので、コストを抑えたい場合はPPSよりも若干寸法精度は出にくくなりますが「ユニレート」を採用すれば、高精度と低コストを両立することが可能です。